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これから開業する方へ エステ開業に必要なものとは?

用品や物件などエステサロンの開業資金

エステサロンを開業する際には、どのぐらいの予算を見積もっておけば良いのでしょうか。規模によって異なりますが、ひとまず小規模なサロンを開業すると想定してご説明します。

まず、エステ用品としては施術用のベッドとチェアや備品などはもちろん必須。余裕があれば、サービスで提供するお茶や白湯などのウォーターサーバーも欲しいところです。

脱毛や痩身ための業務用エステ機器、美顔器などは、メニューやサロンの規模によって揃えましょう。

こういったエステサロンで使用する用品や機器の値段は、マシンにもよるので一概に相場は出せませんが、もう1つ忘れてはならないものがあります。それはサロンを開業する物件

自宅などでエステサロンを開業する場合を除き、店舗のスペースを不動産屋などから借りなければなりません。

物件に必要な費用は、家賃や内装工事費など含め250~300万円程度。となると、エステ用品と物件の資金を合わせると自己資金だけでは補えない場合がほとんどです。

そのため、エステサロンを開業するのなら融資を受けたいところですが、新しいビジネスを始めるに当たっては銀行からお金を借りるのはなかなか困難がつきまといます。

そこで、女性であればおすすめなのが日本政策金融公庫の「女性・若者・シニア起業家資金」という制度。新たに事業を始める女性や、事業を始めてから7年以内の女性であればどなたでも審査を受けることができます。

エステサロン開業に関する資格と届け出

エステサロンを開業するなら「個人事業主の開業届出」を税務署に提出しなければなりません。これは、開業から1ヶ月以内に届け出るのが義務になっています。

ほかにも取得しておきたいのがエステティシャンの資格類。ご存知のように、エステサロンの開業に際しては国家資格やライセンスは必要ありません。

しかし、特に日本のような国では資格を持っていたほうが社会的信頼を得やすいのが現実です。

以下で、代表的なエステティック団体や協会の資格を紹介していますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

日本エステティック協会

1972年に設立された日本エステティック協会(AJESTHE)は、日本における健全なエステティックの普及と発展を目的として設立された団体。エステティシャンの養成や教育、資格の認定に加えて、関連する団体との連携といった事業を展開しています。
同協会では、認定校制度を設けることによってエステティシャンの教育を行っています。この認定校には専門性の高い認定講師が在籍しており、高い技術を持つエステティシャンを養成します。

日本エステティック業協会(AEA)

日本エステティック業協会は、1987年に「全日本エステティック業連絡協議会」として設立された団体です。エステティックを通じた美と健康への貢献、エステティシャンの社会的地位の向上、エステティック産業の健全な成長を目的とした活動を行っています。
同協会では、2003年から「AEA認定エステティシャン養成制度」をスタートし、高い水準の技術と知識とともに、ホスピタリティー・マインドを持つエステティシャンを養成し続けています。

国際エステティック連盟(INFA)

国際エステティック連盟は、1978年に設立された、エステティック教育専門の国際組織です。同連盟の本部はエステティック発祥の地・ベルギーのブリュッセルにある国際連盟会館内に置かれています。
創立以来、エステティック教育一筋としており、真のエステティックを追求するとともにエステティシャンの地位向上にも取り組んでいる点が特徴と言えるでしょう。同連盟では、EU本部からの依頼を受け、加盟している各国におけるエステティシャン養成や資格の認定を行っています。

資格を取ることのメリット・デメリット

エステティシャンに関する資格はさまざまなものがありますが、資格を取得するに当たってどのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか。こちらで確認してみましょう。

資格取得のメリット

まず、資格を取得することに関するメリットを紹介します。

正しい美容知識とケア技術を習得できる

エステティシャンとしての技術と知識は、常に新しいものが出てきます。資格取得のために学ぶことによって、その時点での新しい情報に基づいた美容知識やケアの技術を身につけることができるでしょう。

就職の際に有利になる

エステティシャンとしてサロンに就職したいと考えた際に、やはり資格を持っているということは専門的な知識と技術を持っているという証明になり、アピールポイントとすることができます。また、サロンによっては資格保有者のみ応募を受け付けるといったケースもあるようですので、資格を持っているということは就職の際の選択肢を増やすことにつながるでしょう。

集客に役立てられる

中にはエステティシャンとして独立したいと考えている方もいるでしょう。その場合、お客さまは資格を持っているエステティシャンがいるかどうかでサロンを選ぶこともありますので、集客に繋げられるケースもあるといえます。

サロンに足を運ぶお客さまに安心感と信頼を与えられるという点も大きなメリットです。同じ技術を提供するにしても、エステティシャンが資格を持っているかどうかで安心感も大きく変わってくるといえるのではないでしょうか。

資格取得のデメリット

エステティシャンとしての資格を取得するという点については、メリットは多くあるもののデメリットはあまりないといえるでしょう。強いて言えば、仕事をしながら学ぶための時間を作ることが難しいと感じる方もいるでしょう。しかし、資格取得のために学んだことは日々の施術に直結すると考えると、資格を取得することについては非常にメリットが大きいといえるのではないでしょうか。

ちなみに……自宅でエステを
開業するポイントとは?

自宅でエステを開業する場合、費用や立地だけが問題ではありません。独立してお客さんを集めるということで、エステサロンにはそれなりの品質や技術力が求められます。 事前に機器や消耗品を揃えることはもちろん、経営に関する知識や勉強、あるいは生活との兼ね合いなど、考えることはたくさんあります。

その中でも特に意識しておきたいポイントについて、詳しく見ていきたいと思います。

技術力と独自性を備える

エステサロンにはそれぞれメニューやコースが用意され、アロマテラピーからハンドマッサージ、機器を使った施術までさまざまです。 特に資格を持っていなくても誰でも開業できますが、まったくゼロ知識、ゼロ経験からスタートした場合、集客の面で不安があります。

エステティシャンとしてデビューするのではれば、良質なスクールに通ったり、資格を取得したりして専門性を高め、常にスキルアップを心がけたいところです。 エステティシャンとしての「技術力」と併せて求められるものは、他店との差別化を図るための「独自性」です。

日本全国に多々あるエステサロンの中で、「まわりとは違う」「ここだけに通いたい」と思わせるには、やはりお店ならではの魅力や個性というものが必要不可欠になります。 独自性ということであれば、お店のコンセプトから雰囲気、内装に至るまで、細部に至ってしっかりとプランを考えていかなくてはなりません。

お店の内装や雰囲気だけに限らず、あえて施術メニューで差別化を図ることもできます。 話題になりそうな施術をいち早く取り入れたり、海外で流行しているケアを取り入れる、あるいは大手で行っている施術を採用するなどの方法でも、目新しさや個性を演出できます。

特別感を意識した内装にする

エステサロンは美しくなるための特別な場所。利用者さんは、自分だけの特別な場所でリフレッシュ・リラクゼーションを求めにやってきます。内装や部屋の中に生活感が漂っているのでは、「うちと変わらない」という感想を持たれてしまったり、特別感が薄れてしまう可能性があります。

インテリアから内装まで整えるのはもちろんですが、サロンらしさを演出する工夫も必要です。部屋を仕切って個室をつくったり、カーテンやセパレートを利用した空間づくりなどもエステには欠かせない要素です。

「アジアン」「ヨーロピアン」「エスニック」など、エステサロンにはそれぞれお客さんを満足させるためのコンセプトがあります。トレンドを意識したインテリアや、独自のコンセプトの元にインテリアを整えているところも多く、特別感や非日常感を出すために工夫がされています。 また、リネン類の色を内装と合わせてみたり、香りと色を統一させるなど、居心地が良いかどうかを考えることも、特別感を意識するうえでのポイントになることでしょう。

生活との兼ね合いを考える

上記とは別に、エステサロンを自宅で開業する場合は、お客さんと家族をそれぞれ別にして分けなければなりません。

「住む場所」と「エステサロンの場所」が被らないことはもちろんですが、両者が被らないようにうまくスペースを分けなければなりません。 同じ建物や空間の中にご家族がいる場合、生活音や話し声などが聞こえてきて、お客さんの迷惑になってしまう場合があります。そのため、エステサロンらしいリラクゼーションを演出できるよう家族にも協力をしてもらう必要があります。

トイレや廊下などをご家族とお客さんが共用するケースも多いものですが、生活感が出過ぎているとエステサロンの特別感が失われてしまいます。

最低限、トイレや廊下だけはエステらしくし、住居ならではの雰囲気を消し去って、きれいに保つ必要があります。